編集作業用にconoHaでVPNサーバーをたてて固定IPアドレスで運用しているという記事を以前書いていたんですが、共用の固定IPという条件はありますがもう少し月額固定費を下げてVPNサービスを運用できそうな感じだったのでSurfsharkに契約を乗り換えてみました。
今回はSurfsharkを利用する決め手となった5つの点や実際に利用して試したことなどを記載していきたいとおみます。
そもそもVPNとは何かを簡単に説明
VPNとはVirtual Private Networkの略で、第3者からのデータの改ざん・盗聴を防ぐために仮想的に自分専用の通信網を作って通信の安全性を保つ技術のことです。
VPNを利用すると安全度が高まるシチュエーション(基本的には公共無料wifiで接続している場合を想定しています)
http表示されているウェブサイトを閲覧するとき
httpsから始まるウェブサイトあれば基本的に問題ないのですが、httpで始まるサイトとの通信をする際はVPNを利用しないと第3者から通信内容を覗き見られたり改ざんされる可能性があります。
アプリを利用するとき
httpsで接続する設定になっているアプリの場合は問題ないのですが、使用者側からはどのアプリがhttpsで接続するようになっているかどうか判断するのは難しいです。(iosのアプリはhttpsでの接続が絶対条件になっているようです)
VPNを利用すればhttpsで通信しているかどうかを気にすることなくアプリを利用することができます。
地域で規制がかかっている海外のサイトを閲覧したいとき
例えばNetflixを例にとってみると、日本に住んでいる人がNetflixのサイトを利用するときは日本で配信されているNetflixのコンテンツしか視聴できないようになっているので、通常であれば海外で配信されているコンテンツを視聴することはできません。
しかしVPNサービスを利用すれば海外に住んでいるように自分のIPを偽装することが可能になるので、海外のコンテンツも視聴することができるようになります。(VPN提供会社や利用コンテンツによっては利用できないこともあります。)
Surfsharkを利用してみることにした理由(メリット)
その1、月額費用が安い!
1カ月、12カ月の契約料金はconoHaでVPNサーバーを自分で構築して運用することと比較しても大してコスパがよくなかったのですが、24か月契約をすると1カ月あたりの料金が215円と大幅に安くなるので(conoHaと比較すると3分の1ぐらい)安全をしっかり担保しつつ固定費もしっかり下げることができる。
その2、安いのにノーログポリシーがちゃんとある
無料のVPNサービスは通信ログを残さないようにしているか怪しい面があると思っている派なので、基本的には使っていません。
また有料でも一時的にログを残す設定しているところもあるみたいでパスワードを入力したり、プライベートな通信を行う場面で利用しようと考えている場合は、やっぱりノーログポリシーは必須だと考えていました。
その点Surfsharkは価格が安くてもしっかりとノーログポリシーが明記されていたので、VPNサービスとして安心して利用できるのではないかなと思います。
その3、OpenVpnでの接続ができる
Surfsharkを利用することにした理由の一つとして、最も信頼性の高いプロトコルといわれているOpenVpnで接続ができるということ。
OpenVpnは若干スピードを犠牲にしてしまう面もありますが、動画とかのエンターテイメントのコンテンツを利用する目的で契約したわけではないので、できるだけセキュリティレベルは高いほうが個人的には利用する上で安心できます。
また速度を優先したいときはIKEv2/IPsecに接続するプロトコルを変更することも可能なので、動画をどうしても出先で見たいときは変更して運用すればいいかなと思っています(あまり出先で動画見る機会はないんですけどね。。。)
その4、なんちゃって固定IPアドレスが使える
SurfsharkのVPNを使うときにStatic IPに対応しているサーバーを利用すると、共用IPアドレスではありますが毎回固定されているIPアドレスを一応利用することができます。その為wordpressでIP制限をかけた場合でも設定さえしておいてやれば出先でも問題なく編集を行うことができるようになります。
あとGoogle AnalyticsにSurfaharkのStatic IPサーバーのアドレスを登録しておけば、analyticsのみで自分のアクセスを簡単に除外できるというメリットもあります。(色々設定とかソフトをインストールとかあまりしたくないので)
他の有料VPNサービスでも追加料金を出せば固定IPをもらうことができるようですが契約料金が高くなるので、それならconoHaを使い続けるほうが全体的なコストも安くなりそうだったので選択肢には入りませんでした。
その5、デバイス数の制限がない
他の有料VPNサービスと比較するとデバイス数の制限がないというのは大きな利点かなと思います。
最近パソコン、タブレット、スマホと持たれている方も結構いるんじゃないかなとは思います。それだけでも一人3デバイス分枠を利用してしまうので、デバイスを多数所有していたり家族が4~5人いる場合には1アカウントにつき6~7デバイス分のライセンス程度では足りないってことが生じやすいので、デバイス数制限なしになっているのはいいです。
Surfsharkのデメリットは?
現在のところ実際にSurfsharkを使用していてデメリットだと筆者が感じたことはありません。使っていてまた何かデメリットがでてくるようなことがあれば追記していきたいと思います。
チャットやメールのサポート体制はどうか?
英語での問い合わせになるので人によっては少しハードルが高くはなりますが、チャットでのサポートを実際に利用したところ自分の不器用な英語の質問に対してもしっかり回答してくれているように感じました。
またメールに関しても2~3時間程度で(たまたまかもしれませんが)すぐに返事が来たので、安かろう悪かろうということはなくむしろサポート体制はいいかなと筆者は感じました。
投稿時にアプリ利用絵で選択することのできたサーバー数(地道に指でカウント)
ロケーション 109
静的 25
multihop 13
※Surfsharkが運用しているサーバー自体は63か国以上で1700以上あるそうです。
アプリのレビューを読んでみて気になっていたことを実際に契約した後確認してみた
接続する地域を選べない
Surfsharkアプリのバージョンが古いときの話なのか、批判レビューされている方の機器(OS)が古いのかは分かりませんが、Windows・iPhone・Androidで確認した限り接続地域の選択をすることは可能でした。
速度が遅い
これはどのVPNサービスでも起こりえることだと思いますが、接続元の回線速度やプロバイダ、ルーター周りの相性も通信速度に関係してくると思うので、環境があってなかったら30日の返金期間があるうちに別のvpnアプリに変更したほうが吉だと思います。
参考までに有料VPNで速度を優先したい方はExpressVpnやNordVpnあたりが定評があるようです。
実際にSurfsharkのVPNサービスを利用して便利だったこと
海外のNetflixコンテンツを視聴することができた(スマホ、タブレット、PCのSurfsharkアプリを利用)
The Flashのシーズン7を視聴したくてカナダのサーバーに接続して視聴してみたところ、問題なく視聴することができました。
ただしサーバーによっては画質が悪かったり乱れたりすることがあったので、通信速度が安定しない場合は接続していた国の違うサーバーに接続してみてください。筆者の場合はそれで問題なく動画を視聴できるようになりました。