パススルー機能がないキャプチャーボード(特に安いキャプチャーボード)を購入して、格闘ゲームやFPSのプレイ動画を配信・録画するようになり、操作の遅延が原因で上手くプレイできず困っているという方はいませんか?
この記事ではパススルー機能のないキャプチャーボードでも買い替えることなく操作の遅延を改善する方法を解説しているので、よければ参考にしてみてください。
パススルー機能のないキャプチャーボードの遅延を改善する方法とは?
パススルー機能のついていないキャプチャーボードとゲーム機の間に分配器(スプリッター)と呼ばれる機器を接続することで、操作時の遅延を改善することができるようになります。
キャプチャーボードの遅延を改善するのに追加で必要な機材
・HDMIケーブル×2本(2分配する場合なので分配数に応じてケーブルの数を増やしてください)
・HDMI分配器(スプリッター)
・TVもしくはディスプレイ
※ゲーム機、パソコン(ディスプレイ含む)、キャプチャーボードは既にそろっていると仮定して記載してます。
分配器(スプリッター)を導入することのメリット・デメリット
メリット
・キャプチャーボードの買い替えをしなくてもいい
デメリット
・分配器(スプリッター)購入費が少なくとも必要
・設置機器が増える
HDMI分配器(スプリッター)を買うときの選定基準と注意点
ゲーム機の解像度に対応している分配器(スプリッター)を選ぶ
分配器(スプリッター)の対応解像度の選び方としては、ゲーム機が出力できる最大の解像度を基準に選んでください。
例えばゲームの出力がFHD(1080p)までしかない任天堂スイッチやPS3などをキャプチャーするのであれば、入出力の解像度がFHD(1080p)に対応している分配器(スプリッター)を購入すれば大丈夫です。
またキャプチャーボードが4Kに対応していないといった場合も、FHDに対応しているHDMI分配器の購入で問題ないです。今後4Kのキャプチャーボードにアップグレードする予定がある場合はあらかじめ4K対応の分配器(スプリッター)を購入するというのもありです。
・補助電源のあるものを選ぶ
2分配までであれば補助電源が付いていなくても機能すると思いますが、供給電力がうまくマッチしないと上手く映像を分配できないこともあるので、補助電源がついている分配器の購入をお勧めします。
・HDMI切替器(セレクタ)と分配器(スプリッター)を間違えて購入しないようにする
HDMI切替器(セレクタ)は接続した複数のディスプレイの一つに映像を出力する用途に使われる商品なのに対し、HDMI分配器(スプリッター)は出力された映像を2つ以上のディスプレイに同時に出力する用途に使われる商品なので間違えて購入しないよう気を付けてください。
また商品説明で分配器というのが映像を分配する機器という意味で単に使われているケースも結構あるので、どういった商品なのかスペックまでよく確認して下さい。
分配器の選定に悩んでいる方はこちらの商品が安い割に使ってみて良かったので参考にしてみて下さい(4K30hzまでの画質に対応)↓
任天堂スイッチ(ゲーム機)と分配器の接続方法
- step1ゲーム機を分配器に接続
ゲーム機から分配器にHDMIケーブルを使って接続します。
- step2分配器からキャプチャーボードとTV(ディスプレイ)に接続
分配器のHDMI端子(出力側)からHDMIケーブルを使ってパソコンとTV(ディスプレイ)の入力端子に接続します。
- step3キャプチャーボードとパソコンを接続
キャプチャーボードのUSB端子をパソコンのUSB端子接続します。
接続イメージ
まとめ
・分配器(スプリッター)を利用すれば、パススルー機能のないキャプチャーボードでも遅延の改善対策可能
以上分配器(スプリッター)を利用して遅延を改善する方法をご紹介しました。