Fire TV(Fire TV Stick)のスリープ時間やスクリーンセイバーの時間を自分の好きな時間に変更したいなと思ったことはありませんか?
通常ではデフォルトの設定(スリープは20分、スクリーンセイバーは5、10、15分)以外は設定することはできないのですが、今回ご紹介するADBコマンドを利用した方法を使えば、スリープ時間やスクリーンセイバー起動時間の変更を行うことが可能になります。
設定変更する前に確認すること
Fire TV(Fire TV Stick)で下記の2点を確認・設定してください。
1、IPアドレスの確認
設定 > 端末 > バージョン情報 > ネットワーク
2、ADBデバックをオンにする
設定 > 端末 >開発オプション
Fire TV(Fire TV Stick)の設定変更手順
1、ADBを利用してFire Stick TV(Fire TV)にアクセスする為、まずはコマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプトの起動方法
1、 2、入力欄に |
ADB導入がまだの方は下記で導入方法を説明しております。
2、コマンドプロンプトを起動後、adb kill-server
と入力し一度adbを終了させる
3、adb start-server
と入力しadbを起動させる
4、adb connect <IPアドレス>
と入力し、Fire TV(Fire TV Stick)に接続する
※IPアドレスの部分は、ご自身のFire TV(Fire TV Stick)のIPアドレスを入力してください。
5、adb devices
と入力し、接続確認を行う
上記の画像のように表示されていれば、正常にFire TV(Fire TV Stick)に接続されています。
6、Fire TV(Fire TV Stick)に接続できていることを確認出来たら、次のコマンドを入力して時間を変更する
・スリープの設定変更を行う場合
adb shell settings put secure sleep_timeout 600000
・スクリーンセイバー設定変更を行う場合
adb shell settings put system screen_off_timeout 600000
自分の場合、10分経過したらFire TV(Fire TV Stick)をスリープ状態にしたかったので「600000」という数字を入れています。1分=60000ですので自分が設定したい時間を計算し、600000の代わりに数字を入れ替えて入力してください。
例えばスリープさせたくない場合
adb shell settings put secure sleep_timeout 0
といった具合に入力していただけるとスリープしなくなります。
7、ちゃんと設定できたかどうか下記のコマンドを入力して確認する
・スリープ設定時間の確認
adb shell settings get secure sleep_timeout
・スクリーンセイバー設定時間の確認
adb shell settings get system screen_off_timeout
8、変更が正常にできているか確認できたら、Fire TV(Fire TV Stick)の接続を解除します
adb disconnect <IPアドレス>
と入力
9、adbを終了させます
adb kill-server
と入力
おつかれさまでした、以上で設定は終了です。