実写版映画「アラジン」を見ての感想やアニメ版との演出の違いを比較してみた

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実写版映画「アラジン」を映画館で見てきたので、今回は映画の感想やアニメ版アラジンとのちょっとした演出の違いや気になったことなど記載していきたいと思います。

アラジンとは(あらすじ)

年千夜一夜物語のアラジンと魔法のランプを原案としディズニーが1992年に制作したアニメーション映画。

アグラバーという架空の街を舞台に、貧しいが清らかな心を持った「アラジン」が魔法のランプに宿る精「ジーニー」の力を借りて王女である「ジャスミン」と恋仲になるまでを描いた物語。

2019年には実写化アラジンが公開され、ジーニーを「ウィル・スミス」が演じるということで話題を呼んでいる。

 

アグラバーのモデルになった街があるか気になったので探してみた

まずアグラバーのモデルとなった街を探す上で手掛かりとなることは

・ナレーター部分でアグラバーはヨルダン川付近に位置していると言っていた

・挿入歌が「アラビアンナイト」

・砂漠がある

というところ。

この情報から中東(アラブ)のどこかの街をモデルとしてアニメを制作したのかなと思って探し始めたのですが、ヨルダン川付近にアグラバーに似た名前の都市・城・モスクは見つからず。

唯一アグラバーに似た名前があったのは、世界遺産タージマハールのあるインドの都市アーグラ(agra)

もしかすると土地設定はアラブとしつつもこのアーグラという街をモデルに「アグラバー」を描いたのかもしれないという結論に至りました。(城がタージマハールに似てるしね)

 

ちなみにアグラバーのモデルを探している最中、サルタンでキーワードを絞って探していたらシンガポールにスルタン・モスクっていうモスクを発見。

鉄塔の色合いとか結構似ていたので、もしかするとこのモスクもアグラバー城のデザイン参考として取り入れられている可能性があるのかなと思ったりしております。

サルタンモスク – シンガポール

「アニメ版アラジン」と「実写版アラジン」ではこんなところに違いがあった ※少しネタバレあり

オープニング

・アニメ版は行商人が視聴者に物語を話しかけるところから始まる

・実写版はウィル・スミス演じるジーニーが船上にいる子供たちに物語を語り聞かせることから始まる

個人的には実写版ジーニーの語りの方が好み。映画を見終わって分かることだが船上にいた人たちの関係性もよかった。

侍女

・アニメ版ジャスミンには侍女はいない

・実写版にはダリアという名前の侍女がいる

王女であれば侍女がいると考えるほうが自然だし、ストーリー後半でのダリアの意味を考えても侍女がいる演出に切り替えたことは良かったと思う。

衛兵から逃げる際に使う道具

・アニメ版では逃げる途中窓から飛び降りるのに地面に敷いてあった絨毯を使った

・実写版ではロープを使って飛び降りている

これは単純に絨毯で飛び降りるのはアクションでは無理と判断したからロープで飛び降りる演出になったのだと思う。ただ空飛ぶ絨毯をCGで再現していたので、絨毯で飛び降りるシーンも再現しようと思えばできたのかも。ということはやはり演出だったのか??

貧しい子供たちにアラジンがあげた食べ物

・アニメ版では盗んだパンをアラジンが子供たちにあげていた

・実写版ではデーツの実を子供たちにあげていた

ジャスミンが兵士に捕まる際に歌を歌い始める

実写版ではジャスミンが兵士に捕まりそうになったとき、父の腹心であったハキムの目を覚まさそうと勇気を振り絞って歌を歌い始める(アニメ版ではなし)

ジーニーが海の底に沈められたアラジンを助けるシーン

アニメ版も実写版も願い事をしないとジーニーは助けることができないという設定は同じ。

ただし願い事をアラジンがしたとみなす描写が違った。

・アニメ版では海の中で意識のないアラジンの肩をジーニーが揺すったことでたまたまアラジンの首が縦に振れ、その動きを救ってほしんだなというジーニーの言葉に対する「Yes」の返事ととらえてアラジンを海の底から救った

・実写版アラジンでは意識のないアラジンに持たせたペンがジーニーの用意した契約書にたまたまふれ、その動きが契約書へのサインとみなしアラジンを助けていた

実写版はまさに現代のアメリカ訴訟社会を体現していると思えクスっと笑ってしまった。後で苦情言われたとしても契約書があれば問題なしって感じかな(笑)

ハキム

・アニメ版のハキムは肥料を作っているただの市民

・実写版のハキムはサルタン国王腹心の兵士

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実写版「アラジン」を見ての感想

配役について

有名無名に関係なくアニメ版を忠実に再現しようとキャストを集めていることにはとても好感がもてました。

ただ個人的にはジャファー役のマーワン・ケンザリさんはちょっと違うかなって感じだった。演技が悪かったとかそういうことではなく、人柄の良さそうな雰囲気がにじみ出ていたのでジャファーのいかにも悪者といったキャラにあまりはまってない気がした。

ジャスミンが歌うスピーチレスについて

ジャスミン役のナオミ・スコットさんが歌う歌はどれも上手くて聞き惚れてしまった。ただスピーチレスについてはそこでその歌をねじ込んでくる必要あるのだろうかと個人的には少し違和感を抱きました。

「Time’s Up」運動や人種差別にハリウッドがセンシティブになっている時期だということは理解できますが、もう少し自然に違和感なくスピーチレスを使うことができたシーンがあったように思えたなぁ。

青塗りウィル・スミスって、、、

アラジンにウィル・スミスが青塗りで出演することを知って、これ絶対失敗するなーと思っていたのですが、いざ実写版のアラジンを見てみると考えが一変。

青塗りウィル・スミスさん最高!

歌もうまいしコミカルな演技は衰えることを知らず。凄い俳優さんだなと改めて実感。

最後に

感想で気になる点もいろいろ記載してはおりますが、実写版の映画アラジンはさすが「ハリウッド&ディズニー」という完成度でした。子供だけでなく大人もしっかりと楽しめる作品になっていると思うのでまだ見ていない人はよければ映画館に足を運んでみて下さい。きっと楽しめると思いますよ(^^♪

 

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