FireTV Stickの進化版【FireTV Stick 4K】がAmazonから6,980円で12月12日に発売されることが発表されました。
4Kが再生できるようになった【FireTV Stick 4K】が、どのくらい進化しているか既に発売されているFireTVシリーズと比較しながら分かりやすく記載していきたいと思います。
FireTV Stick4K, FireTV(4k), FireTV Stick スペック比較
スペック比較表
名称 | FireTV Stick 4K | FireTV(3世代) | FireTV Stick(2世代) |
CPU | クアッドコア 1.7GHz | クアッドコア ARM 1.5GHz | クアッドコア ARM 1.3 GHz |
GPU | IMG GE8300 | Mali450 MP3 | Mali450 MP4 |
ストレージ | 8GB | 8GB | 8 GB |
メモリ | 1.5GB | 2GB | 1GB |
Wi-Fi | デュアルバンド, デュアルアンテナWi-Fi(MIMO)
802.11a/b/g/n/ac |
デュアルバンド, デュアルアンテナWi-Fi(MIMO)
802.11a/b/g/n/ac |
デュアルバンド, デュアルアンテナWi-Fi(MIMO)
802.11a/b/g/n/ac |
オーディオ | Dolby Atmos、 7.1 サラウンド対応、 2chステレオ、最大5.1chのHDMIオーディオパススルー | Dolby Atmos、 7.1 サラウンド対応、 2chステレオ、最大5.1chのHDMIオーディオパススルー | Dolby Audio, 5.1chサラウンド, 2chステレオ, HDMI オーディオパススルー |
フォーマット | ビデオ:Dolby Vision、HDR10、HDR10+、HLG、H.265、H.264、VP94K
オーディオ: AAC-LC、AC3、eAC3 (ドルビーデジタルプラス)、FLAC、MP3、PCM/Wave、Vorbis、Dolby Atmos(EC3_JOC) 写真: JPEG、PNG、GIF、BMP |
ビデオ:HDR10、H.265、H.264、VP9
オーディオ: AAC-LC、AC3、eAC3 (ドルビーデジタルプラス)、FLAC、MP3、PCM/Wave、Vorbis、Dolby Atmos(EC3_JOC) 写真: JPEG、PNG、GIF、BMP |
ビデオ: H.264 1080p30H.265 1080p30.
オーディオ: AAC-LC, HE-AACv1 (AAC+), HE-AACv2 (eAAC+), AC3 (Dolby Digital), eAC3 (ドルビーデジタルプラス), FLAC, MIDI, MP3, PCM/Wave, Vorbis, AMR-NB, AMR-WB. 写真: JPEG, PNG, GIF, BMP |
出力 | 2160p、1080p、720p、最大60fps | 2160p、1080p、720p、最大60fps | 720p、1080p最大60fps |
Bluetooth | Bluetooth 4.2/5.0 BLE | Bluetooth 4.2 +LE | Bluetooth 4.1 |
入出力端子 | HDMI出力,Micro USB(電源) | HDMI出力,Micro USB(電源) | HDMI出力,Micro USB(電源) |
保証期間 | 1年間 | 1年間 | 90日間 |
これ以降はFireTV(3世代)をFireTV、FireTV Stick(2世代)をFireTVStickと記載していきます。
CPUの比較
ベンチマークや詳細なCPUの情報を発見できなかったのでざっくりした動作周波数だけの計算になりますが、
FireTV Stickと比較して1.3倍
FireTVと比較して1.1倍
【FireTV Stick 4K】はCPU能力が少なくとも向上していることになります。
公式ではFireTV Stickと比較して1.8倍能力が向上しているという記載があるので、CPUよりもGPUがかなり強化された印象(ベンチマークとかないのであくまで推察)
FireTVでも4Kを問題なく再生できるので、処理能力が最低でも1.1倍増えている【FireTV Stick 4k】なら問題なくその役割をこなしてくれそうです。
メモリの比較
【FireTV Stick 4K】の搭載メモリは1.5GBでFireTV Stickと比較して2倍に強化されています。
ただFireTVと比較するとメモリ容量が0.75倍になっているので、FireTVを所持している方は、アプリによって起動や動作にもっさり感を感じる可能性もあり。(CPUやGPU能力がアップしているので一概には比較できませんが)
再生能力の比較
再生能力に関しても
FireTV Stick → HD画質(フルハイビジョン)対応
FireTV(4k)では → 4K(HDR10対応)
FireTV Stick 4K → 4K(Dolby Vision、HDR10、HDR10+、HLG対応)
と着実に進化。
Dolby Vision、HDR10+、HLGが対応したことでこの形式で配信されている作品であれば【FireTV Stick 4K】を使って、より色鮮やかな映像を視聴することできるようになります。※
※Dolby Vision、HDR10+、HLG方式に再生する機器側(テレビ、レコーダー等)が対応している場合
ちなみにAmazonがHDRで配信している作品については、すべてHDR10+にも対応しているとのこと。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/1141223.html”]
有線接続には対応していないの?
付属はしておりませんが、別途発売されている機器を購入すれば有線での接続が可能です。
こんなヤツ↓
USB機器を使用したい方は下記のような方法もあります。
FireTV Stick 4kを買うのに適している人
・4Kテレビ、モニタを持っているもしくは購入する予定がある人
・FireTV(4k/HDR対応)は持っているが配信されているDolby Vision対応の作品を見てみたい(Dolby Visionに対応したテレビを持っている方)
・少しでもキビキビ動く方がいい
↑以外の人は迷わずFire TV Stickの購入をお勧めします。
番外編として
既にFireTVシリーズを持っているが、Alexa対応リモコンが欲しくて買い替えようかと悩んでいる方に関しては、FireTV Stick・FireTV共に付属していたリモコンが12月のアップデートでAlexaに対応したので気にしなくても大丈夫そうです。
延長保証について考えてみた
Fire TV Stick+2年間保証を付けた場合・・・合計5,960円
FireTV Stick 4K(1年保証付き)・・・合計6,980円
FireTV Stickが発売されたときはFireTVとの価格差が大きかったのでFireTV Stickに筆者は延長保証をつけて購入したのですが、価格差1,000円ぐらいなら無料で1年保証がついていると思ってFireTV Stick 4Kを買ったほうが得な気がします。
ただし持ち運びをよくする予定なら落下・水漏れ等の事故も補償対象となる延長保証をつける方が安心できるかと思います。
FireTV Stick 4Kに関して最後に気になる点が一つ【雑談】
FireTV Stickの熱を上手く外に放出することができず上手く動作しなかったり、再起動したりする現象が個体によっては不具合としてあったらしいのですが(レビューに記載があっただけで所持しているFireTV Stickでは特に問題なし)、4Kを再生できるように性能が上がったのに発熱に関しては大丈夫なのだろうかという疑問を持っていたところ
↓
従来のFireTV StickはCPUのプロセスルールが28nmに対し【FireTV Stick4K】ではプロセスルールが12nmに微細化されているという噂。
微細化についてはコチラ↓のサイトで説明されています。
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB”]
GPUに関しては情報が掴めていませんが、CPUでも改善を図ってきたのを見る限りCPUに関しても問題ないかなと思っています。
まぁAmazonのような企業だから、その辺の対策はした上で普通は製品を発売するわけだし、個人が心配する必要はないだろうという話なんですが雑談として調べてみました。